審査基準

業種別の資金繰り

広告代理店の資金繰り|媒体費の立替が、会社を殺す

広告代理店は、媒体社への支払が先、クライアントからの入金が後。粗利15%の案件で1,000万円の媒体費を立て替えると、2か月間1,000万円が凍結されます。受注が増えるほど立替金が膨らむ逆説、1社の貸倒れで媒体費の全額を被る構造、与信管理の実務、取適法までを解説します。
業種別の資金繰り

IT・システム開発(受託)の資金繰り|人月商売は、なぜ黒字でも金がないのか

システム開発の資金繰りが詰まる理由は一行で言えます。エンジニアの給与は毎月出るのに、売上が立つのは検収が通ってから。半年の案件なら6か月分の人件費を先に払い切ってから請求します。受注が増えるほど資金が苦しくなる逆説、多重下請けの支払サイト、取適法(2026年1月施行)までを解説します。
ビジネスローン・融資

創業融資|自己資金・見せ金・創業計画書の実務

創業融資の実務を、日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金(限度額7,200万円)から解説します。自己資金要件は2024年3月に撤廃されましたが、通帳の履歴は今も見られています。見せ金がなぜバレるのかを具体的に示し、落ちた人が見落としていた3つの数字、創業計画書8項目の書き方まで整理しました。
ビジネスローン・融資

不動産担保ローン|金利は下がるが、失うものが増える

不動産担保ローンの金利相場・担保掛目(LTV)・根抵当権・競売リスクを整理します。500万円を5年なら年4%と年12%で利息差は約115万円。しかし返せなければ競売にかけられ、売却代金で足りなければ残債は残ります。「安い金利」に飛びつく前に、返せなかったときに何が起きるかを時系列で確認してください。
審査・トラブル・資金繰り改善

融資を断られた直後が、一番危ない|多重債務への転落ルートを可視化する

融資を断られた後の72時間が、一番危ない。否決からノンバンクへの多重申込、高手数料ファクタリング、自転車操業、破綻へ至る転落ルートを一枚の導線図にしました。「同日に何社も申し込めば信用情報に載らない」が誤りである理由(CICは照会日から6か月間保有)と、断られた後にやるべき5つのことを、正しい順序で解説します。
ビジネスローン・融資

1億円以上の大口資金調達|M&A・大型設備投資を、スピードで決める

大口融資は「金利の高さ」だけでは判断できません。1億円・90日の金利差は約111万円。その90日でM&A案件を逃したときの機会損失と、天秤にかけます。銀行プロパー・シンジケートローン・信用保証協会・日本政策金融公庫・不動産担保・ノンバンクの6ルートを比較し、先に押さえて後で借り換える併用の実務を解説します。
ビジネスローン・融資

赤字決算でも融資は受けられるのか|赤字の「中身」で結論は変わる

赤字決算でも融資は受けられます。審査で見られているのは赤字かどうかではなく、赤字の「中身」です。先行投資型・一過性・構造的・粉飾の裏返し・節税型の5類型に切り分け、通る赤字と通らない赤字を分ける唯一の基準=営業キャッシュフローがプラスかを解説。債務者区分との接続まで、元銀行審査部の視点で書きました。
ビジネスローン・融資

ビジネスローンの審査基準|銀行が付ける「債務者区分」5段階から逆算する

ビジネスローンの審査基準を、金融機関が内部で付ける「債務者区分」5段階(正常先・要注意先・要管理先・破綻懸念先・実質破綻先)から逆算します。区分を分ける債務償還年数10年ルールで自社を自己診断。審査に落ちた事業者が共通して見落としていた3つの数字(信用情報の異動・多重申込・税金と社会保険料)まで解説します。
ビジネスローン・融資

ビジネスローンの金利|100万・500万を借りたら、総額いくら返すのか【計算表】

ビジネスローンの金利は年3.0〜18.0%。しかしレンジ表記では、自社が総額いくら返すのか分かりません。借入100万・300万・500万×金利5/10/15/18%×返済12/36/60回の元利均等返済を全て計算しました。100万円・年15%・36回なら総返済1,247,952円。遅延損害金年20%と事務手数料も含めた実質コストを、円で提示します。
ファクタリング

即日ファクタリングの実態|銀行15時のカットオフから逆算する「時刻表」

ファクタリングの即日入金を決めているのは業者ではなく、銀行の振込処理時間です。全銀システムのコアタイム(平日15時30分まで)とモアタイムシステムから逆算し、何時までに何を揃えれば当日に着金し得るのかを時刻表にしました。当日着金を落とす5つの落とし穴も分解します。